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蓮根の上手な使い方Part2

インフルエンザがちらほら流行ってきましたね。
学級閉鎖のクラスも出てきて、風邪の流行りと共に冬がきたきた!と思う方も多いのでしょうか。

空気の変化や、大気の変化、空気を胸いっぱい吸ったときに冷たいと感じるとき、旬の食材が出回ってきたとき・・・
季節感を感じる瞬間はたくさんあるのに、風邪から季節感を感じることの方が多い気がするのは、なぜでしょう。

 

【風邪対策】咳と鼻水と呼吸器系のセルフケア記事でも書いた蓮根の節の使い方を、もう少し詳しく書いていこうと思います。

自分で乾燥させた節は、どうする?

1、刻んで、ハンバーグの種に入れる
2、お茶を沸かすときに、一緒に入れる(自作蓮根茶)
3、お味噌汁に出汁として使う
4、薬膳スープを作る

主にこの4つの方法で使っています。上位3つは、作り方も想像がつくと思うので4つ目の〈薬膳スープを作る〉について書きたいと思います。

蓮根×蓮根の節×大根=胃腸と呼吸器系を整える薬膳スープ

効果が高くて、薬膳スープと勝手に名をつけていますが、作り方はいたってシンプルで、かつ美味しい笑

薬膳スープご紹介の前にちょこっと頭に入れて置くといい知識をお伝えしてきます。

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蓮根の豆知識
▷ビタミンCが豊富(ビタミンCは加熱に弱い)
蓮根はでんぷん質が主体
加熱しても栄養価を損なわずに摂取できるのが蓮根に含まれるビタミンCの特徴
ビタミンCは疲労回復、老化防止、美肌効果、発がんガン性物質の抑制効果あり

▷ムチン
蓮根の粘り気のもと
粘膜を保護する働きがあるので、弱った胃腸の保護や修復し胃もたれや胸焼けを改善の手助け
他にも、でんぷんや食物繊維を多く含み、便秘改善や体を温めるなどの効果

大根の豆知識
▷ビタミンAが多い
ビタミンAは皮膚や粘膜の健康維持と保護に欠かせない。抗酸化作用もあり
風邪をひいて弱った体や呼吸器の粘膜を正常な状態に近づけてくれる

▷ビタミンC
▷ジアスターゼが多い
でんぷんの消化酵素で、整腸作用と食物の消化を助ける
発がん性物質の抑制と高い解毒作用あり(焼き魚の付け合わせは理にかなっているよー)
胃酸の中和作用もあるので、二日酔いの胃もたれ解消にもおすすめ(これ、お手当講座でした第一大根湯がさらに効果が高い!)

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要するに、体調悪い時は、「食べ過ぎ」が原因のことも多々あるということ
これから、年末年始で食べ過ぎ、飲みすぎが続きそうな方も、この薬膳スープを今から身体に入れて、風邪引かないように整えておけたらいいよね

薬膳スープの材料はシンプル”蓮根、蓮根の節、大根、醤油、葛粉”

分量はその時の症状次第なところはあるけど、蓮根多めだと効果大!

作り方(200ml/人)
蓮根はすりおろす。大根は千切りにする。(量は下の写真参考)


すりおろす時は、セラミックのものをおススメします
(金物よりあたりが柔らかいこと。すりおろすときのバイブレーションが身体にダイレクトに伝わるよー)

鍋に①と蓮根の節を入れて、中火にかける。(野菜のえぐみや灰汁を飛ばすために鍋の蓋はしない)

鍋肌が沸々してきたら、火を中弱火にする。同量のお水(分量外)で溶いた葛粉を加える。(葛粉は加えてから5分加熱してください)

鍋から大根のツンとした香りが飛んだら、火を止めて鍋肌から大さじ2の醤油を加える。

もう一度火をつけて、醤油と具材が、火の力で調和していくのを確認したら、火を止める。
(お玉で混ぜない。自然に調和するのを待ってあげることで、雑なバイブレーションが入らず、より美味しいスープに仕上がる)


※今回作った時の大根と蓮根の量は写真の通り
※醤油は大さじ2にしたが、美味しいと思う量が自分に必要な量です。
ご家族で調整して、一人ひとりの美味しい基準を探ってみてください。

ちなみに、風邪の時だけ作るのはおススメしません。
日常的に取り入れて、持続可能な自分の身体を作るために使ってくださいね♪
風邪の時に、慌てて作っても美味しくならないし(身体が弱ってたら、初めて作ると作れないかもしれない)
なにより、美味しい基準がわからないまま作っても仕方ない笑

自分の身体が必要な量、食材、味覚、そのすべてを知って
いい意味で身体が敏感に、自分が気持ちいいと思うことが大事かなって思います^^

【関連記事】
▷【風邪対策】咳と鼻水と呼吸器系のセルフケア
▷蓮根の上手な使い方part1

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