冬の旬、蓮根をたっぷり摂ろう!身体の内側から風邪対策を。
こんにちは。料理研究家/クレイセラピスト 渡邊つばさです。
2021年は11月22日に小雪を迎えます。
冷え込みが厳しく、乾燥が進むタイミングで
●口や喉が乾燥する
●咳が出やすい
●便がコロコロして硬い
●喘息になりやすい
こんなトラブルでお困りではありませんか?
そんな方は、小雪を目安に、
身体の中から「乾燥対策」ができる食材を、意識的に摂ることがおススメです。
昔から、東洋医学では、
万物を陰と陽に分けて捉える「陰陽論」という考え方があります。
陽は、明るく、温かく、新陳代謝が活発、活動的な人は陽の傾向。
陰は、冷えて、暗く、新陳代謝が低下、物静かな人な陰の傾向。
一日だと、朝・昼が陽性、夕・夜が陰性。
一年だと、春・夏・が陽性、秋・冬が陰性。
陰と陽のバランスで、健康状態が保たれると言われています。
このブログでは、
●「咳」「鼻水」の時にオススメの食材
●乾燥する季節に役立つ薬膳スープ
についてご紹介します。
あなたの咳と鼻水は、2種類のうちどちら?
【咳】
◎急性の咳(引き始め~3週間で終わる)
風邪、急性肺炎、気管支喘息など
◎慢性の咳(引き始め~2か月以上続くもの)
咳喘息、副鼻腔気管支症候群など
【鼻水】
◎さらさら、水っぽい
アレルギー性鼻炎(花粉、ハウスダストなど)
風邪の症状
◎ねばねば、黄色っぽい
風邪進行中、蓄膿症(副鼻腔炎)
あなたの風邪は、
軽めの咳ですか?長引く咳ですか?」
「さらさら、水っぽい鼻水ですか?ねばねば、黄色っぽい鼻水ですか?」
蓮根の栄養素と特徴
・食物繊維、ビタミンCが豊富
(ビタミンCは熱に弱い。蓮根は、でんぷんが多いので加熱しても相当32量のビタミンCが残る。)
・ポリフェノールの一種タンニン含有
・蓮根の節は、とっても咳や気管支炎によく効くもの。
タンニンは、消炎、止血作用があり、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の症状を改善し、血圧の調整もしてくれます。鼻血や咳、喘息の発作止めなどにも
咳や気管支炎対策にテキメン!蓮根の薬膳スープ3種
特にお役ちな薬膳スープを3種類ご紹介します。
【材料1回分】
・蓮根すりおろし汁 大さじ3
・生姜汁 2,3滴
・自然塩 少々
・水 大さじ6~9
【作り方・飲み方】
①蓮根を皮ごとすりおろします。
②すりおろした蓮根をガーゼに入れて、絞り出します。
③鍋に、蓮根のすりおろし汁、生姜汁、塩を入れて加熱。沸騰直前になったら火を止める。
④容器に注いで、温かいうちに飲む
【材料1回分】
・蓮根すりおろし汁 大さじ3
・生姜汁 小さじ1
・自然塩 少々
【作り方・飲み方】
①蓮根、生姜をそれぞれ、皮ごとすりおろします。
②すりおろした蓮根と生姜をガーゼに入れて、絞り出します。
③小さめの容器に移す。箸の先に、ちょんとつく量の塩を入れて、混ぜる。
④生のまま飲み干す。
【材料1人分】
・大根 20g
・ドライ蓮根の節 2,3枚
・干し椎茸 1個
・醤油 大さじ1~(お好みで調節)
・水 200㎖
※蓮根の節は、特に「タンニン」が多く含まれています。
タンニンは、消炎、止血作用があり、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の症状を改善し、血圧の調整も。
鼻血や咳、喘息の発作止めなどにも有効です。
【作り方・飲み方】
①節のついてる蓮根を購入しておく。節だけ、スライスして乾燥させる。(カラカラになるまでが目安・保存がきく)
②大根は千切り、生姜はすりおろす。
③鍋に、②と乾燥蓮根の節、干し椎茸も同時に入れて、沸騰直前まで加熱する。
④干し椎茸の色が出て、乾燥蓮根節が大きくなったら火を止める。醤油、生姜汁を加えて、熱々のうちに飲み干す。
以上のように、
蓮根スープ3種類を、覚えておいてください。
風邪引いてから行うよりも、
元気な時に、一度作って味見をしてみてください。
美味しい蓮根の選びの5つのポイント&保存方法
【美味しい蓮根選びの5つのポイント】
・穴の黒ずんでない
・乾燥していない
・きれいな丸みを帯びた形
・なるべく真っ直ぐなもの
・ふっくらしていて太いもの
以上が
甘くて美味しい蓮根の特徴です。
ちなみに、
蓮根の水煮は、漂白されているものも多く出回っています。
炊き込みご飯の素など加工品を選ぶ際には、国産のものをおススメします。
【蓮根の保存方法】
空気に触れないように冷蔵庫で保存が鉄則です!
両側に節があり、穴に空気が触れない状態であれば、
新聞紙を濡らしてビニール袋に入れて保管します。
すでに切って売られているものは、
穴に空気が触れ劣化が進みます。
ラップでしっかり包んで保管します。
まとめ
予防医学では、
「病気にかからないように予防する」という考え方があります。
病気にかかってから治すのではなく、
病気になりにくい身体つくりをして、健康を保つこと。
そのためにも、
食事を作る際には健康的にかつ、元気でいられるように、
食材の効果を知って選んでいきましょう。
これから本格的に冬を迎えるので、
今のうちに、食養生をしっかり心がけることが重要です。
風邪を引きやすい方・咳や痰がでやすい方には…
◎自分の咳や鼻水タイプを見極める
◎良質な蓮根を選ぶ
◎蓮根で作る薬膳スープを、作って飲む
◎蓮根を使ったお料理を、たくさん作る
これらを元に、
日々の体調管理をすることが、とても役に立ちます。
今回お伝えした「蓮根の特徴」を知って、
身体の中からコンデションを整えてください。
ぜひ、他のブログの情報もお役立てください^^
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