梅仕事の魅力と梅シロップの作り方
日本の初夏を象徴する風物詩、それが「梅仕事」です。梅シロップ、梅ジャム、梅酒、梅干しなど、「旬」だからこその楽しみがいっぱい溢れています。
毎年おばあちゃんが、お母さんは、梅干し漬けたり、梅シロップ作ってくれたの飲んでたなぁ。いま、自分は仕事で、子育て中で忙しいし、まだ作ってくれているから、作らなくてもいいかな!と思ったり、やったことあるけど、ちょっと時間かかって、面倒だから、やりたくないんだよね、と思う事はありませんか?
今回は、子育て中でも、仕事が忙しくても、簡単に、楽しく、手軽に作れる梅仕事ををご紹介します。梅仕事の意味や魅力、梅の選別の仕方、下処理など、ポイントを押さえて書いていきます。梅を準備して、ぜひチャレンジしてみてください^^
梅仕事とは?
↑我が家のそばで、きれいに色づいて公園に落ちていた完熟梅。とても甘い香りがします。
本来、梅仕事とは、梅の実を収穫し、様々な形に加工することを指します。古くから日本の家庭で親しまれてきたこの伝統は、健康効果が高い食品を手作りすることで、自分や家族の健康を守る知恵でもあります。
古くからといえば、わたしの祖母も、家の裏庭になる梅で「梅干し」を作っていました。わたしは、その梅が小さい頃から大好きで、それが出来上がるのを楽しみにしていました。そして出来上がったら、祖母の家に行けばいつもで、酸っぱい梅干しがいつでも食べられるという、梅大好きな女の子でした。
梅の収穫時期と特徴
↑これらは全て、我が家の近くで収穫した青梅たち。自分の手と足で稼いだ、大事な梅。
梅の実が最もおいしいのは、6月から7月にかけての短い期間です。青梅は爽やかな酸味が特徴で、梅シロップや梅酒に適しています。
青梅の旬は、とても短く5月下旬から6月中旬くらい。あっという間に終わってしまうので、見かけた時に手に入れて、冷凍しておくと、都合のいいタイミングで作れますよ。
↑これは、完熟梅。青梅と完熟梅が、日当たりや実のなり方で、それぞれの木によって違います。
完熟梅は、甘みが増し、梅干しに最適です。この時期に収穫される梅の実は、一年を通じて楽しむことができる貴重な食材です。
梅仕事の楽しみとメリット
梅仕事は、家族がいる方は、お子さまやパートナーと、また友人と一緒に楽しむイベントとしても魅力的です。子どもと一緒に梅を洗ったり、瓶詰めを手伝ってもらうことで、家族の絆が深まります。また、手作りの梅干しや梅酒は、市販品とは一味違う自家製の美味しさを楽しむことができます。
さらに、梅には健康効果がたくさんあります。抗酸化作用や疲労回復効果が期待できる梅を日常に取り入れることで、健康維持にも役立ちます。
わたしの家は、子どもたちが水筒持参していく際には、水+氷だけでなく、梅干しを作った時に出る「梅酢」や「梅シロップ」を水に少し入れて、暑いと失われる塩分と糖分の補給をしています。
梅仕事をライフスタイルを取り入れるメリット
梅仕事は初めての人でも挑戦しやすく、成功すれば自信にもつながります。
自分の手で作り上げた梅干しや梅酒を、季節ごとの料理に取り入れることで、毎日の食卓が豊かになります。また、四季折々の楽しみの1つになり、日本の春夏秋冬の素晴らしさも、自然と身体で覚えてきます。初夏の風物詩として、日本の伝統文化に触れることができる梅仕事を、ぜひおうちでやってみてくださいね。
小さなところから始めて、うまくできたら、また次の年もチャレンジしてみてください。
梅仕事するときに必要な準備と道具
梅仕事をするのに、梅の購入はもちろんですが、梅を使って作りたいものを決めて購入するといいでしょう。
例えば、梅ジュースを飲みたいから、梅シロップを作りたい!となれば、梅が出始めのころの「青梅」を購入するといいですし、ごはんのお供には、梅干しが欠かせないの!ということなら、青梅が終わりかけ頃に、完熟梅が出回りますので、黄色に熟した「完熟梅」を購入したらいいですよね。
我が家は、炭酸水で割って梅ドリンクを飲みたいので、梅シロップをたくさん作ります。
梅仕事に必要な道具は、おうちにあるもので基本的に大丈夫です。
↓ボウル大小、酸に強い鍋、ザル、ジップロック、スプーン、ラップがあれば、だいたいの梅仕事はできます。
また、梅ジャムを保管するのに小ビン、梅シロップ、梅酒、梅干しをつけるのに、大きめのビンやジップロックがあると保存しやすいですね。
もし、保存するビンや容器を購入するのであれば、ホームセンター、楽天市場やAmazonなら新品のものが手に入りますし、中古でもいいな!という方なら、メルカリやジモティで安価に手に入れることができますので、自分に合ったスタイルで、容器も検討してみるといいですよね。
わたしは、できるだけ国産のものを利用したいので、保存する容器も「日本製」のものにこだわって探していました。ホームセンターで探したものは、中国製のものが多くて、安くても購入までには至らず、メルカリや地元密着型のジモティで探しました。
梅シロップの材料と道具
梅シロップを作りたい時には、サッパリとした味わいを求めるなら、「青梅」で、少し甘みが欲しいのであれば「完熟梅」を用意してください。
【梅シロップの材料】
・梅 1キロ
・氷砂糖 1キロ
・消毒用のホワイトリカーまたは、: 少量(梅を洗浄・消毒するため)
梅シロップの作り方、漬け込み方、保存方法
ここからは、梅シロップの漬け方をご紹介します。検索すると色々な方法が出てきますが、基本的な部分を押さえれば、カビが生える心配はありません。
1.梅の準備: 梅を水で洗い、乾いた布で水気をしっかりと拭き取ります。次に、爪楊枝や竹串を使って梅のヘタを取り除きます。
2.漬け込み: 梅と氷砂糖を交互に保存瓶に入れます。保存瓶は事前に熱湯、アルコールで消毒しておくと良いでしょう。梅→氷砂糖→梅→氷砂糖という順番で入れていきます。
3.保存: 保存瓶の蓋をしっかりと閉め、直射日光の当たらない涼しい場所で保存します。毎日1回、瓶を軽く振って氷砂糖が均等に溶けるようにします。
4.漬け込み期間: 3週間ほどで、梅シロップが完成します。
梅シロップの保存方法
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シロップの取り出し: 完成した梅シロップは、清潔な瓶や容器に移し替えます。移し替える際、梅の実は取り除いてください。
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保存容器の消毒: 保存容器は熱湯消毒やアルコール消毒をして、完全に乾燥させてから使用します。
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冷蔵保存: 梅シロップは冷蔵庫で保存します。冷蔵保存することで、品質を保ちやすくなります。
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保存期間: 冷蔵庫で約半年から1年程度保存可能です。長期間保存する場合は、シロップにカビが生えないように注意し、定期的に確認します。
注意点
- 保存瓶や使用する器具は清潔に保ち、消毒をしっかり行うことでカビの発生を防ぎます。
- シロップが濁ってきたり、異臭がする場合は使用を中止してください。
梅仕事のまとめ
2024年、今年の梅仕事も無事に終わりましたか?
梅の香りとともに過ごしたこの時間は、毎年の楽しみとなっています。皆さんも一緒に梅シロップ作りを楽しんでいただけたでしょうか?梅シロップ作りは手間がかかる反面、その過程自体がとても楽しいものです。そして、出来上がったシロップを使ったドリンクやデザートは格別の味わいです。
「梅仕事と梅シロップのポイント」
選び方 : 良質な梅の選び方と、その下処理の方法。
漬け込み:氷砂糖の使い方や、瓶の消毒方法。これらのポイントを抑えておけば、初心者の方でも美味しい梅シロップが作れるはずです。また、毎年試行錯誤しながら、自分だけのレシピを見つける楽しさもあります。
皆さんもぜひ、手作りの梅シロップで季節を感じながら、心豊かな時間を過ごしてください。
tsubasa次回の梅仕事も一緒に楽しみましょう!最後に、この記事を読んでくださった皆様に心から感謝いたします。
それでは、次回の更新をお楽しみに!
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