クレイとは？ クレイの種類、活用方法、パックや洗顔に使用される理由とは？
こんにちは。
「クレイ」という言葉を聞いたことは、ありますか？
コロナ禍になって、おうち時間が増えて「おうちでできるエステ」として注目され始めたクレイ美容。実は、美容以外にも、それぞれもライフスタイルに合わせて、様々な使い方ができます。
そもそも「クレイ」って？
クレイは、地中海（40 M～60 M） に存在する粘土質のこと。クレイを使用し、リラクぜーションやヒーリングを行う自然療法をクレイセラピーと呼びます。
クレイには、２種類あります。１つ目は、工業用で使用されるクレイで、２つ目はヒーリングクレイです。
ここで扱う「クレイ」は、後者のヒーリングクレイについてです。
クレイセラピーは、スパ、リゾート地のサロンや、美容や医療系のクリニックでもスペシャルケアも一つとして取り入れられています。
古代ローマ、エジプト、ギリシャの時代から、炎症や骨折、赤痢、コレラ、結核など伝染病や感染症を防ぐために利用されていました。
欧米では、クレイを使った治療法、ペロ療法／泥療法とよび、一般的に馴染みの深い自然療法のひとつになっています。（ICAクレイセラピー協会のクレイセラピストの教科書より）
工業用で使用されるクレイとは？
工業・産業デザイン専用の立体模型用粘土として、自動車の原型用（クレイモデル）の用途、インテリアのデザインなど、プロにも広く利用されているクオリティーの高いクレイです。
参照：https://www.zowhow.com/c/claycarving/
クレイがパックや洗顔に使われる理由は？
海辺で砂に触れることも、砂（泥）療法の一つですね。クレイに触れる。
クレイの「吸着作用」
クレイセラピーの持つ作用の一つに、「吸着作用」があります。
クレイは、マイナス（－）イオンに帯電しています。そして、わたしたちの身体の中のいらないもの、毒素や老廃物である、プラス（+）イオンを吸着させることによって、身体の外へ出してくれます。
だから、肌に使うことで、身体の中の血行促進し、老廃物が出されて、新陳代謝を促し、顔から全身の肌の活性化につながります。本来の健康状態に戻してくれるということになります。
豊富なミネラル成分
ヒーリングクレイは汚染されてない大地深くにある土壌から掘り出される純度の高い粘土です。
クレイに含まれる主なミネラル成分には、マグネシウム・ナトリウム・鉄分などが豊富に含まれています。主な鉱物には、カオリナイト、イライト、マイカ、クォーツ、スクメタイトというものがあります。
安全なものかどうか、確認しよう
クレイセラピーを使う時には注意点が三つあります。
① 汚染されてない地域で採掘されたもの。
②適度に砕かれたもの。
③天日乾燥されたもの。
クレイの種類
ホワイトクレイ（ホワイトカオリン）
主な鉱物は、カオリナイト。
微粒子で、とてもソフトな感触のクレイ。
メイクの時のフェイスパウダーに、歯磨き粉、お風呂に入れてクレイバス、赤ちゃんのオムツかぶれ、あせも対策など、幅広く活用できるクレイが、ホワイトクレイ。
肌にも優しく、スキンケア全般に使えます。
レッドクレイ
主な鉱物は、イライト、マイカ、カオリナイト。
火山灰が主原料で、鉄分が多く含まれているために、朱色。しっとりとした肌触りが気持ちいいフランス産クレイ。フェイシャル、全身のクレンジングに使えます。鉄分が多いため、血流が良くなり、むくみも楽になります。
ピンククレイ
主な鉱物は、カオリナイト、イライト、マイカ。
ホワイトクレイとレッドクレイを掛け合わせたもの。ふんわりとやさしい、フランス産のクレイ。
ホワイトクレイと、レッドクレイの良さを、持ち合わせているので、ホワイトクレイと同様に初めての方には、使いやすいクレイの１つです。
イエロークレイ
主な鉱物は、カオリナイト、クオーツ。
フランス産のすっきりとした使用感が、特徴のヒーリングクレイです。
程よい吸収力でがあるので、毛穴の黒ずみのクレンジングや、夏場の日焼け後のケアで肌を引き締めたい時にむいています。
グリーンクレイ
主な鉱物はカオリナイトクォーツ。
ミネラル成分を豊富に含む、フランス産のクレイ。クレンジング力も強く、脂性肌やニキビ肌もフォローにも大活躍します。また、骨折、火傷などのケアにも。 ボディ&メンタルケアにも利用価値大です。
ブラウンクレイ
主な鉱物は、スクメタイト。
洗浄力・吸収力に優れているモロッコ産のクレイ。
ペーストにするとジェル状になり、肌あたりはマイルド。
肌がくすんでいる、ゴワゴワしている時や、頭の痛み、頭皮のデトックスをしたい時に最適なヒーリングクレイです。驚くくらい、白くツルツルな肌になります。
クレイの活用方法は？
クレイパウダー
ヒーリングクレイを、パウダー状のまま使用する方法です。天然で優しいクレイの色と感触が、心地い癒しへと誘います。
ボディパウダーとして、スキンケア、制汗、オドラントなどシンプルながらクレイに働きをストレートに実感できる方法の１つです。
クレイウォーター
ローションのように使えるクレイウォーター。とてもマイルドな使用感で、優秀なクレイセラピーの使い方です。一人ひとりの状況に合わせて使えるものが、クレイウォーターになります。
クレイペースト
クレイをと水・ハーブウォーターなどを混ぜて作る方法です。この方法は、クレイ湿布、クレイ歯磨き、ボディパック、ヘアパック、フェイスパックなどに活用できる方法になります。
それに植物性のオイルや香りを加えてアレンジすることで、幅広くクレイを活用できるようになります。
クレイバス
リラクゼーションからヒーリングさらにはメディカルケアの一環としても活用させるクレイセラピーの方法です。 海外では、美容及びリゾート系のスパではもちろん医療機関などにも積極的に使われているクレイの方法です。
クレイオイル
クレイオイルは、爪や手足、ひじ、かかとのケアなのに使う方法も一つです。
乳化剤や湯煎などをせず植物性のオイルとクレイがあれば、簡単にできるものがクレイオイルです。筋肉疲労や体のこりにも手軽に使えるクレイセラピーの方法です。
クレイジェル
ミネラルジェルと呼ばれるものと合わせて作るものがクレイジェル。
これは、保湿作用、ラップ作用、固化作用などを効果的に活用。虫刺され、火傷などのレスキュー時にも大活躍します。
クレイ歯磨き
赤ちゃんから高齢者まで安心して使える歯磨き粉が、クレイで作れます。
みなさんは、どうですか？
だからこそ、安心して使っていただけるのがクレイで作る歯磨きペーストです。クレイセラピーを知った方なら、誰もがハマる人気の高いクレイセラピーの使い方！
クレイパック
クレイを肌にのせると、ひんやり気持ちいいので、梅雨、夏場、日焼け後は最適な方法。
クレイペーストを使って、パックすることをクレイパックといいます。
クレイパックは、ニキビや肌炎症を抑えたり、肌のバランスを整えてくれます。また、アトピーや、瘢痕形成作用、日焼け後の引き締には、大活躍します。
ターンオーバーの促進ハリを与える潤い与えるシワの改善などが期待できます 。
クレイパックは、精製水、またはハーブウォーター（芳香蒸留水＝アロマオイルを抽出する際にできる、上部に溜まる水のこと）を使って作ることができます。
なぜなら、ハーブウォーターは、アロマオイルを使うよりも安価で手に入りやすいからです。安価でいながら、オイルと同等くらいの効能を得られるため、赤ちゃんや子どもでは使えないアロマオイルでも、ハーブウォーターなら使えます。
大地の贈り物のクレイ
クレイは昔から存在していて、利用されていたものです。
例えば、コウゴウインコが、毒素のある実を食べるため、デトックスのためにクレイを食べている様子。
ゾウが、泥や砂をかけることにも、意味があります。あの行動には、「殺虫効果」があると言われています。ダニや寄生虫を防ぐことが、可能だとも言われていて、このように動物は昔から誰に教えてもらうのでもなく、泥（クレイ）を使っています。
わたしはクレイセラピーを知って、生活に取り入れて8年位たちます。アトピー時代があったにもかかわらず、クレイを日々活用してきたら、本来の自分の姿、肌、在りたい姿になっていっていました。
クレイの効果を知って、クレイパックを作ったり、沢山あるクレイから自分に合う、クレイを選んだりと、大地からの恵みを日々の暮らしに役立ててくださる方が増えたら、とても嬉しいです。
まだ、クレイを知らない方は、ぜひ一度クレイセラピーを体験してみて下さい。
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