【開催報告】食育日本料理家 梛木春幸先生の大人の食育講座
こんにちは。料理研究家/クレイセラピスト 四十万つばさです。
9月25日(土)午後、
【食育日本料理家 梛木春幸先生の大人の食育講座】を主催・開催いたしました。
コロナ渦の生活も2年目、例えば
●食べるものが、身体にいいものなのか不安になっている
●疲れやすくなってきている
●添加物が気になる
●病気にはなりたくない
●食べるものの大事さはわかるうけど、何から始めたらいいかわからない
●気持ちが不安定で、イライラしやすい
こんな不安になったことがある方はいませんか?
そんな方は、今回開催した【食育日本料理家 梛木春幸先生の大人の食育講座】の講座内容を知ると、
ご自身のライフスタイルに、今日からでも取り入れられる方法を見つけられます。

大人への食育の大切さを講演会の内容と合わせてご紹介します!
地産地消が大事な理由
地産地消は、地元のものを、地元で消費しようという考え方です。
その意味とは、身土不二(しんどふじ)が元になっています。
その土地の風土(気候・気温・湿度など)に住んでいる人が、
住んでいる土地で採れた「野菜・肉・魚」をいただくこと。
それが一番、身体にとっていいんだよということです。
つまり、日本人が、
韓国の健康料理を食べても、
ロシアの健康料理を食べてもあんまり意味がないのは、
「風土が違うから」
ということで、その土地にあった地産地消という食べ方を推奨します。
一次産業(農業、漁業、林業鉱業)が後継者不足なわけ
現在一次産業に携わっている人たちが、
「可愛い我が子に継がせたくない」と思っているのが実情です。
なぜなら難儀ばかりで、収入が伴わない。
つまり、田舎にいるより、東京にいて安定な収入の方を選んだ方がいい。
そう伝えられてるようです。
結果、若い人がいないので子どもも増えず、全く地域が活性化しない。
例えば、梛木先生のご出身の鹿児島県内だけで、昨年1年間だけで小中学校合わせて、113校も廃校になっているようです。
このようなことも含めて、
地方の生産者さんたちが汗水垂らして作られてるものを
「地産地消」が大切だという意識をしっかりと持って、
購入する際には出来るだけ地元で採れもの、
地元で作られたものを購入してく必要がありますね。

しっかりとして正しい食べ方をご存知でしょうか?
一緒に勉強してみましょう♪
日本料理 お刺身の正式な食べ方
さて、日本人のみなさま、お刺身の食べ方 ご存知でしょうか?
日本人に生まれたにも関わらず、
食べ方を教えてもらうことなく、大人になっているのではないでしょうか。
それに加えて、さらには、お刺身の山葵、大葉、大根、菊花を飾りだと思っている方もいると思います。

①菊の花を手に取る。菊の花びらをむしる。
②花びらを刺身に散らす、または、お醤油に散らす。
③ここで、初めて箸を持つ。
④最初に、箸をつけるのが”山葵”
⑤山葵を刺身の上にちょんと乗せ、菊の花びら、大根と共にお醤油につけていただく。
ここまでが、お刺身の正式な食べ方になっています。
食べ方はわかったけど、菊の花びらや大根は何故食べるのでしょうか?
何か意味があるのでしょうか?
お刺身の菊の花びら・大根・大葉・山葵の効能
食品分析センターの検査によると、
菊の花びらと大根・大葉・山葵には
「腹板止め、解毒作用」があるそうです。
だから、お刺身にのっているものは全部意味があるもの。
これは、平安時代の文献にすでにあるそうで、
この文化は、大学の教授などの専門家に聞くと2000年以上前から行われていたとのこと。

取れた魚を安全に食べるために、
真剣に命がけで人体実験をしてきたんですって。
ご先祖様たちは、食べ合わせが悪くて、
たくさんお亡くなりになられたそうです。
そのおかげで、今のわたしたちが、美味しくお刺身をたべらえるようです。
ちなみに、お刺身のほかにも・・・
◎秋茄子は嫁に食わすな
姑の意地悪ではなく、茄子を食べると「足・腰が冷える」ため
これから、出産を控えているお嫁さんに「足腰を冷やすなという思いやりのこころ」から
生まれた言葉だそうです。

その土地ならではの食文化を受け継ぐ
地方に行くと道の駅などで
「これどうやって食べるの?」というものに出逢った経験はありませんか?
また、
いつも食べ方が同じになる食材が、ありますよね。
そんな時こそ、地元に住んでいるおじいちゃんおばあちゃんに
ちょっとの勇気をもって話しかけて、
「これは、どうやって食べたら美味しい?
「これは、どんな風にして昔、食卓に並んでいたの?」
という風に、コミュニケーションを取れるといいですね。
その土地にしかない、特別な食べ方を知れるチャンスかもしれません。
大人の食育が必要なワケ
例えば、子どもたちが学校で、食育について学んだとします。
そして、学校から帰宅し
ゆうごはんで出されてものが、コンビニ弁当だとしたら。
「今日、食育のこと習って身体に悪そう・・・」
そう思ったとしても、
子どもは、それを食べるしかありませんよね。
子どもには選択肢がない=出されたものを食べるしかことしかできない
ただ、お腹いっぱいになる食事を摂るのではなく、
「食べたもので、身体が作られている」という認識をもっと、大人が持つこと。
だからこそ、大人に食育が必要だと、梛木先生は強くおっしゃっていました。
自分ができるところから食事を変えていく
お腹を満たすだけの食事を10としたら
意識を少し変えて、身体が喜びそうなものに変える。
それだけで、10→7に変わっていきます。
出汁曜日を作る
お湯に溶くだけの化学調味料は、とても便利です。
でも、化学調味料なので、天然のものではいのです。
そこで、梛木先生は「本物の素材で、お出汁を取ること」を提唱されています。

やはり、先生の今までの経験上、「めんどくさい」と言われる方が大勢いるそうです。
だからこそ、たどりついたのが1週間に一度でいいから、まとめてお出汁を取る日を作ること。
京都大学大学院でも、毎年「出汁」の研究がおこなわれているようです。
出汁の効果は、
◎ダイエット効果
◎心を安定させる
◎疲労回復
◎冷えや肩こり予防
など、たくさんの健康な要素があるようです。
買い物する時は表示をみて!
カタカナが多いもの、添加物が多いものよりは無添加のものを選ぶ。
それだけでも、
未来の自分にとって「できることからはじめた1歩」につながります。
ご参加の方の感想
①本日のセミナーで1番役立った情報は何ですか?
食育だけでなく、これからの子どもたちに何を伝えていけるだろうと考えさせられました。
日本料理の知恵がそういうことだったのかというのは、驚きました。
これが、次世代に受け継がれないのは嫌だと思います。
また、高校生レストランのように、大人になることが楽しみになるような
お話しを子どもたちに聞かせてあげたいなと思いました。
②今後どのように生かしていこうと考えていますか?
出汁を取ります!
(無添加の出汁パックでは、出汁をとったり、味噌を自分で作ったり
天然醸造の味噌を使ったりはしてます)
①本日のセミナーで1番役立った情報は何ですか?
イライラで細胞がどっと死ぬというのは、初耳でした。
インパクトある情報をありがとうございます。
子育て中、子どもは思い通りにならない存在ですが、
笑って丸ごと受け入れて、
子や自分を信じて日々過ごしていけるようにと思いました。
②今後どのように生かしていこうと考えていますか?
人を喜ばせることが、自分の喜びと感じられる大人になるために
子ども時代は、周りの大人に愛され喜ばせてもらうことを
たくさん経験してほしいと願っています。
①本日のセミナーで1番役立った情報は何ですか?
笑顔でいること。
②今後どのように生かしていこうと考えていますか?
自分の人生とっくに半分折り返したけど、
まだまだできることがあるなぁというか
ここから未来の為に、もっと種蒔きしていこうと思いました。
自分の畑の時給率を今よりアップさせていくぞーーー!
①本日のセミナーで1番役立った情報は何ですか?
可能性は無限だということ。
褒め上手
②今後どのように生かしていこうと考えていますか?
聴いたことを日々意識していこうと思います。
①本日のセミナーで1番役立った情報は何ですか?
全てのお話しが響いて、泣きそうになりました。
お刺身の食べ方は、夫に胸張って教えたいと思います。
出汁は早速とってみよう。
②今後どのように生かしていこうと考えていますか?
先生の話は、出来るだけたくさんの人に聞いていただきたい。
先生には喋りまくって欲しいです。
その為に、私にできることは何かを考えてみたいと思います。
①本日のセミナーで1番役立った情報は何ですか?
可能性は無限だということ。
褒め上手
②今後どのように生かしていこうと考えていますか?
自分の人生とっくに半分折り返したけど、
まだまだできることがあるなぁというか
ここから未来の為に、もっと種蒔きしていこうと思いました。
自分の畑の時給率を今よりアップさせていくぞーーー!
①本日のセミナーで1番役立った情報は何ですか?
可能性は無限だということ。
褒め上手
②今後どのように生かしていこうと考えていますか?
自分の人生とっくに半分折り返したけど、
まだまだできることがあるなぁというか
ここから未来の為に、もっと種蒔きしていこうと思いました。
自分の畑の時給率を今よりアップさせていくぞーーー!
①本日のセミナーで1番役立った情報は何ですか?
今まで、口伝で受け継がれていた日本の素晴らしい食文化を
もっと子どもたちへ伝えていかなければならないと改めて気づかされました。
②今後どのように生かしていこうと考えていますか?
子どもたちの可能性を信じて、
本人のやる気や希望の芽を大切にしてあげたい。
①本日のセミナーで1番役立った情報は何ですか?
日本の食文化が危機的状況にあること
②今後どのように生かしていこうと考えていますか?
まずは、今日教えていただいたレシピを
出来る範囲で実践し、家庭に取り入れること。
まとめ
近年、偏った栄養摂取、
朝食欠食など食生活の乱れや肥満・痩身傾向など、子どもたちの健康を取り巻く問題しています。
そのため、平成17年に食育基本法が、
平成18年に食育推進基本計画が制定されました。
文科省が掲げている食育も
「子どもたちが食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身に付けることができるよう、
学校においても積極的に取り組むこと」としています。
しかし、
ここまで読んでいただいた方ならわかると思いますが、
梛木先生がおっしゃるには
「大人の食育が必要。大人が知って変わらないと、子どもに良き食育環境を与えられない」
ということです。
まとめると「食育」と一言で言っても、
子どもに関わることと思わず、
大人も子どもも両方が、同じ視点に立つということが大切だと思いました。

次のブログでは、プロから学ぶ本物のお出汁の取り方をご紹介します。
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